女性が男性から誕生していた?

おもしろ聖書エッセイ!For Women

バイブル中の美しい女性達のドラマがコミカルなエッセイに!

女性が男性から誕生していた?

最初の人間誕生

母親から子供が産まれてくるのではないか?それなのに、女が男から産まれるですって?まさか、最近ありそうな話・・男装した女性からでも産まれた、と言う話では?などと勘ぐりたくなるテーマですね。

大抵の人はきっと「そんな事は在り得ない、馬鹿げた話である」と当然思われる事でしょう。初めて聖書を読んだ時は、『何ですって?』と思わず、読み返しましたからね。(笑)然し、女性の尊厳や在るべきふさわしい立場について調査したとき・・これを発見したのでした。

聖書の中に登場する美女達をトップページで紹介しましたが、その中でも人類の歴史を大きく変えてしまった”完璧な美”を備えたと思われる最初の女性エヴァ(イブ)に、注目するのは好奇心をそそりますよ。そうすれば、今日のテーマが納得できるかも知れません。

ところで、どんな偉大といわれる男性達も、全員女性である母親から産まれて来ましたね。初めから連綿と続いてきたこの事実をどんな権力者の男性も誰一人として否定は出来ません。だからこそ、女性が歴史に与えるインパクトの大きさを声高に言いたくなる時もあるというものでしょうか。

ところが、何と残念ながら・・・女性が男性から誕生していた、となると話は違ってくるのです。しかも、聖書ではそれが後代に至るまで理路整然と書かれており、納得できるのです。

では、その誕生の経緯を!先ずは、人類最初の男性についてです。「神は土の塵で人(Man)を造り、命の息をその鼻に吹き入れられた。そこで、人(Man)は、生きた者となった。」とあり、男性は地面の塵から造られたようです。しかしながら、女性については「神は人(Man)を深く眠らせ、眠ったときに、そのあばら骨のひとつを取って、その所を肉でふさがれた。神は、人から取ったあばら骨で、ひとりの女(Wo-Man)を造り、人のところへ連れてこられた。」このように、女は男のあばら骨から造られた。つまり、男の体の一部から誕生した!とあるのです。興味深いことに、その後の記述は「その時、人は言った。これこそ、ついにわたしの肉の肉。男(Man)から(Wo)取ったものだから、これを女(Wo-Man)と名づけよう」。ですから、いわば・・・女(Wo-Man)は、男(Man)から(Wo)の者となった、と言えるようです。そして「二人は一体となるのである。」(創世記2章より)この記述は、何しろ世界のベストセラーですから、多くの方がご存知に違いありません。そうなのです。このページのタイトルどおり、子宮のある女性が、最初は、子宮のない男性の骨の一部から生まれていた!のです。

屁理屈な私などがこれを読んで、初めに思ったのは、神は何故、男を土の塵から造ったのに対して、女は同じ工程で造らなかったのか?と、少々差別を感じたものです。スタートラインからハンディを付けずに対等にして欲しかった、とですね。記録によれば、エヴァは人類史を悲惨な方向へ変えるという非常に愚かな事をしてしまうので・・・結果としては確かにハンディを負いますが。

しかし、女性の立場からして、この女性創造の工程が優れていたことが分かりますよ。新約聖書にあるこんな言葉をみつけました。

「夫はその妻を己の体のごとく愛すべし。妻を愛するは己を愛するなり」「夫も自分の妻を、自分の体のように愛さねばならない。自分の妻を愛するものは、自分自身を愛するのである」さらに「自分の妻を自分自身のように愛しなさい」「各々、己のごとくその妻を愛せよ」(翻訳別にエペソ5章)と、再三述べられていました。

女性としては、大歓迎の言葉ですね。縦横自在に解釈させてもらえば、男にとって・・自分の妻=自分自身・・という公式が成り立ちませんか。最初の女性エヴァが最初の男性アダム(意味は塵の人)の体の一部の肋骨から、登場したのであれば、確かに女性は男性の体の一部ですからね。

夫である男性が、妻である女性を愛するのは「自分自身」を愛する事になる!とする聖書の教えは実に興味深いですね。

キリスト教徒の男性である夫達にとって、創世記の記録は、妻を愛するための強い動機づけになっているに違いありませんね。実に奥が深い。

一虚一実の世の中にあって、金甌無欠の書物かも知れませんよ。

ちなみにですが、妻に対しては「夫を敬いなさい」「夫に仕えなさい」「夫に服しなさい」などと書かれていますが、夫を愛するのは「自分自身」を愛する事になるとは、全く記録されてはいないのです。どのように思いますか?

ふうん、で終わり?洞察すると、どうやら妻というものは夫を愛するのに、さほど、努力は要らないのかもしれないということかもですね。生来、女性は夫を愛するのにさほど苦労がないのでしょうかね。

まさか、夫アダムを神へ背く方向へ誘った罰として、エヴァに対し「あなたは夫を求め、夫はあなたを支配する」という神の言葉のせいとは考えにくいのですしね。神は愛の神であり、女に永遠に無慈悲とは思えませんから。

何故か、あちこちへと気持が飛びやすい男性の心理を予想してか否か、夫のほうにこそ、この妻を愛しなさいは必要だったのでしょう。まあ、これはあなたの推測にお任せです。

妻である女性に対しては、新約においてひとつだけ見つけました。夫への勧めとは比較にならないほど少なかったのですが、ありました。「若い女達に、夫を愛し子供を愛し・・」というように、子供と並べて愛しなさい、と書かれてはいましたね。

では、私たち女性としても、夫達男性が「自分自身のように愛し」やすい妻となるように協力しましょうか?最初は、男性のあばら骨から誕生した女性の子孫です。そう、やはり「WO-MAN」なのですものね。日常の中で折に触れて、男女が平和な家庭を営むように・・・という願いを込めた神のみ旨が、理に適っていることを思い出しましょう。そう、私たち女性の最初の誕生の経緯を忘れなければ!